【口座を２つ持つ】

みなさんは、馬券の買い方は、
馬連派でしょか？
３連単派でしょうか？
それとも、単複派でしょうか？

レースが終わった後で、”やっぱり単複のもんやのぉ～”
これが、長年競馬やパチンコや麻雀をいそしむ、無類の博打好きの元上司の決まり文句です。

この元上司は、大手製薬会社で支店長をやっています。
僕が真剣に競馬を始めたのは、製薬会社にいた頃、彼と一緒に行った阪神競馬場。
ライデンリーダーとダンスパートナーが走り、ワンダーパヒュームと田原成貴が勝った桜花賞でした。
このヒトは、普段は計算が速く、比較的物事を理詰めで進めて行くタイプなのですが、
こと競馬となると、１Ｒからかかり始めて最終レースまで一本調子。
よって、よほど展開が向かない限り、いつもメインレースにたどり着く前に失速状態でした。

振り返えれば、馬連ははずしても、単複では確実に儲けが出ているケースは往々に有ります。

こんな調子で競馬と悪戦苦闘僕している中で、僕とこの元上司が始めたのは、口座を２つ持つこと。
それ以来、競馬の収支は劇的に変わりました。

ＰＡＴの口座を２つ持つ。
ひとつは、狙った馬の単複を買うだけの口座、
もうひとつは、馬連や３連単、３連複を買う口座です。

ちゃんと狙い馬をフォーカスできれば、単複専用の口座の方は確実に増えていきます。
馬連などを買う口座は、あくまで遊びの口座で、
時にはドカンと小遣いが増えますが、かかり過ぎて残金が底をつくこともしばしば。


基本は、
【単複専用口座で資金を増やして、その何十分の１かの資金を、馬連の口座に移して遊ぶ。】
単複専用の口座は、長年競馬と付き合う資金源でも有り、精神安定剤でもあります。

このことを、ひとつの口座でしようとしてもなかなかうまく行きません。
その日に負けが込むと、無理に最終レースで予算以上に馬連を買ってしまったり、
または、小遣いとして、大切な資金に手をつけてしまうことも常です。
競馬では、意志の弱さが致命傷に。。

単複専用の口座は、馬連の口座と比較して、的中しても資金は地味にしか増えていきません。
しかし、しっかり資金を分割して購入すれば、はずれても痛手は限定的なもので収まります。

単複専用口座を作って、そこでは資金１万円からはじめて、その１０分の１でレースを買う。
スタートはこれでいいと思います。
最初のころは、例えば、
単複で２千円勝ったけど馬連で５千円負けて、やるせない思いをするかも知れません。
でも、これでもいいと思います。
単複の資金が増えていくことが大切で、
資金が増えれば１レースの購入金額も増えて、結果、利益も増えます。
そのうち、このやるせない状況は逆転します。

”ひとつの口座の資金はそのうち増えていくさ”　と思えるだけでも、精神的にはいいでしょ？

一番大切なことは、目標金額に達するまでは、単複専用口座からは一銭も引き出さないこと。
（昔、僕の競馬の師匠は、とりあえず単複で１００万円貯めろと言いました。）
ただこれだけです。


単複専用の口座を持って、投資と遊びを完全に別管理にすること、
これが、競馬と長く付き合う為には、絶対に必要なひとつの条件であると考えます。

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